目次へ    

次へ

森に分け入れば、鳥のさえずりしか聞こえない

葉山の海に流れ込む森戸川に沿って登る道は、途中からすべての車両の通行禁止や、建造物もなくなり、
ほとんど手つかずの自然に囲まれます。
5月ともなると、緑が目に染みるこのような風景が延々と続き、
引き込まれるように、ますます深山に分け入ってしまいます。



ここはバードウォッチングの聖地でもあります
週一回は来るという方が言うには
バードウォッチングというけれど、それは人間の側からの言い分で、
鳥さんからすれば、人間ウォッチング。
人間がちゃんと環境を守っているか
自然を破壊していないかどうか、しっかり見られているわけです。


描き方のポイント
目に染みる緑、漆黒の黒、紺碧の青、そんな色に深みやコクを出す方法があります。
それはバラバラの要素をひとつの絵にまとめる効果もあります。
→詳細はP104「塗り重ねて深みとコクを出す」参照


そういえば、人間も鳥も同じこの青い星に生きているわけだから
鳥が住みにくいということは人間も住みにくいわけで

鳥がご機嫌なときは人間もご機嫌のときとなる。
         


これだけ待っても来ないところを見ると
まさか鳥さんのご機嫌を損ねることが
なにかあったんじゃないだろうか・・・。