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No.17 茅ヶ崎海岸の和船
海岸砂丘の上に、使い込んだ和船を見つけました。砂まじりの強い風で木目の凹凸が美しく、手で触れば心地よく、船によりかかりながらしばらく休みました。
そういえば私の少年時代は、船といえば木の船だったのに、いまでは廃船処理にも困る味もそっけもないFRP製の船がほとんど。天然から作られたものは、古くなればより美しさが増してくる・・・素材の魅力を見直す必要があるかもしれない。