写真の合成3 背景を変えれば、ガラリと絵が変わる

あの有名な「モナリザ」の絵は人物の描写もさることながら、背景が重要な役割を果たしています。背景の幻想的な風景が人物をよりミステリアスにしているのです。
そのように肖像画では背景を変えれば、絵の雰囲気がガラリと変わります。
それが写真の合成から描く絵の醍醐味かも知れません。


この猫ちゃんはいつも御用邸前の葉山公園の防波堤で日向ぼっこをしていますが、とても人なつっこく、カメラを向けるとポーズをとってくれます。
でも、たぶん野良猫のようです

この背景を茅葺屋根の風景にすることにしました。

猫の写真を切り抜いて背景の写真に載せてセロテープでとめれば、トレース水彩画用の写真の完成です。


ここをクリックして原寸大の写真をプリントアウトして、トレース水彩画の素にしてください。






葉山公園の野良猫ちゃんが、日本の懐かしい原風景の中にしっとりと溶け込み、由緒正しい正統派の猫に変身しました。
この場合の絵の描き方は主役である猫を強く描き、逆に背景の風景を極力弱く描くことにあります。

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