さっと描く6  早い段階でイメージをつかみ、具現化に向かう


絵の上達のポイントは、絵を描く初期の段階から完成をイメージしながら描き進めることです。
つまり絵の出来上がりの見当がつかず暗中模索のまま描き進めることと、完成がしっかりイメージでき、それに向かって描き進めることとでは大きく出来上がりに差が出ます。
第一色としてモノクロで描く最大の理由はそこにあります。
モノクロで描くことは明暗を描くことになりますが、それだけで絵の全体像がしっかりイメージできるのです。


クリックすれば絵を描くための原寸写真が出ます。

三浦半島・荒崎港の風景です。

線画が完成しました。
次は彩色。その第一色はモノクロで描きます。
ここをクリックすれば線画の原寸が出ます。
あなたもプリントアウトして、第一色をモノクロで描いてください。

モノクロでの描き方はハイライトを白く飛ばした絵のように、暗い部分のみを描いていきます。

最初は濃い黒など濃い色から塗りますが、だんだん水で溶いて薄いグレーまで塗り進めていきます。
薄すぎる場合はドンドン塗り重ねてください。


第一色をモノクロの行程は終了し、色はないものの絵の雰囲気がつかめると思います。
これで完成した絵のイメージがより鮮明になり、後はそのイメージをより具現化するための彩色をすればいいのです






強い陽の光ょ表現したいため、堤防は白く残しました。

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