しっかり描く7. グラテーションを描くテクニック


透明水彩画は水をコントロールする画法です。
グラデーションを表現する方法は、水が低いほうに流れることを利用し、水をたっぷり含んだ淡い色と濃い色の2つの色を用意し、高低差の高いところから淡い色を塗ることから始めます。

クリックすれば絵を描くための原寸写真が出ます。
これを素にあなたも絵に挑戦しませんか。

奥能登の旅で出会った風景です。
空はどんより曇り、今にも雨がふりそうな天気が
不思議と能登の風景にマッチするような気がしました。

線画と第一色の明暗で描く段階が終了しました。

次はグラデーションを描きます。

まず画用紙を乗せた画板の上部に台を置き、上のほうを高くします。
高低差をつけることにより、水が下へ流れる原理を利用してグラデーションを描きます。

空にあたる上から、水をタップリ含ませた色を塗ります。

その場合のポイントは、水溜りが出来るほどタップリの量を塗ることです。


徐々に淡い色から濃い色に変えながら、下へ下へと塗り進んでいきます。

最後まで塗り終われば、残った水溜りは乾いた筆で吸い取ります。

グラテーションが完成しました。


グラデーションも下のほうの水面上で実際よりも濃くして、絵全体にメリハリをつけました。

極力色味を押さえて無彩色に近いイメージで描きました。
色鮮やかに描くのも楽しいのですが、渋くまとめると絵に深みがでてきます。
この絵では色を抑えたにもかかわらず、決して暗くて地味な絵にはならなかったと思います。


目次へ ラインへ