森田健二郎が描く              









江ノ電は
鎌倉→藤沢の湘南を突っ切って走るちょっとレトロな電車で、15の駅はそれぞれ個性派ぞろいです。

鎌倉からの電車は腰越駅を過ぎると、自動車や歩行者といっしょの一般道を走って江ノ島駅に到着します。
この区間があるからこそ、江ノ電をより身近に感じるような気がするのかもしれません。


四方八方から江ノ島を見てきましたが、私の最も好きな江ノ島は、江ノ島漁港の長い防波堤の先端から見る絵の島です。
陸から見る江ノ島は建物などの人工物が前面に出て、反対側の海から見る江ノ島は急峻な崖が迫ってくるのですが、防波堤からの江ノ島はうっそうと緑の木々が覆い、海に突き出た巨大な盆栽のようなのです。
その緑は手つかずの大自然の精気が感じられ、乾いた心を癒してくれるような気持になれるのです。





駅前の乾物屋さんの店先に、サングラスをかけた乾物の魚が、お客さんを呼び込んでいました。
このユーモア、ちょっと湘南っぽいでしょ!

この界隈は古い店が多いのですが、トレンディな店も多いのです。
ラ・ボッテガ・ゴローザは本格イタリアンの店で、地元の産物を惜しげもなく使い、絶妙な味に変身させてくれます。

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