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毛並などの質感を表現するのは、対象物の気持ちになることです。 


線画の行程は2つの役割があります。
ひとつは形を確定することで、もうひとつは質感を表現することにあります。

コンクリートやガラスのように固いものは強く鋭い線で描き、木々や布などは柔らかい線で描きます。
その違いを描くには、私はガラスを描くときはガラスの気持ちになり、木の葉を描くときは木の葉になるように、線に気持ちをこめることにより、描き分けています。

特に動物の毛並は、かわいいペットの毛をなでる気持ちで描いています。 
 
 
0′18″  かわいいワンちゃんの写真を素に描きます。 
 0′26″ 頭の欠けた部分は、トレースする前に、鉛筆で描き足します 
0′34″  まずは目からトレースしますが、生き生きした目にするため、強い筆圧で描きます。 
 0′51″ 彩色ではなく、線で毛並を表現しますから、毛並の流れに沿って描き進めます。 
 1′04″ 暗い部分は強い筆圧で、明るい分部は弱い筆圧で、毛柔らかい毛には柔らかい筆さばきで。 
1′21″  長い毛並は長い線で、短い毛では短い線で。 
   
 
  完成された線画です。
全体として柔らかい毛並の質感が描けたと思います。
強い筆圧、弱い筆圧を使い分けて描いていることも注目してください。
   
   完成した絵です。
   
 
 
 
 
いろいろなペットのはがき絵をお楽しみください。